東京・中央区のマンション前で落ちてきたペットボトルが妊娠中の女性の肩に当たった。幸い軽症ですみ、お腹の子どもにも異常はなかった。ボトルは6本確認されていて、警視庁はけさ10日(2015年6月)、投げ落とした10代の少年を逮捕した。
2リットル入りが通行中の妊婦を直撃
マンションは32階建て。この上階からおととい8日に2本、その前日に4本が落ちてきた。ボトルは2リットル入りで、10階の高さからだとプロ野球選手のフルスイングくらいの衝撃力になるという。頭に当たったら即死だろう。
ボトルが当たった女性(33)は「信じられないというか、憤りを感じる」という。当たった瞬間は痛いというより、驚きの方が強かったと話している。一緒にいた夫(39)も「何が起きたかわからなかった」という。
2人は子どもを乳母車に乗せて散歩中で、まず前方に1本が落ち、次が女性を直撃、その後にまた1本落ちてきた。女性は左肩にアザができ、さらに左の二の腕の内側と左太ももにもアザができた。肩でボトルが破れ、衝撃力のある水が思わぬ方向へ散ったものと見られる。「ちょっと違えば子どもも危なかった」
数十メートルの高さから2キロの『石』が落ちてくる衝撃
ボトルの落下は昨年(2014年)の暮れからだという。
司会の小倉智昭「高いところから2リットルのペットボトルは、石が落ちてくるようなものだと思いますよ」
2リットルの水は2キロの重さがある。
キャスターの梅津弥英子アナ「よく助かったですね」
小倉は「ここまでニュースになったら、やめるかどうか」といっていたのだが、30分後の午前8時40分ころ、「10代の少年を傷害容疑で逮捕」という一報が入った。少年は数十メートルの高さからボトルを投げたと認めているという。が、肝心の何階に住んでいたのかは伝えられなかった。
笠井信輔ニュースデスク「コンビニでパンに針を刺したりもあり、まさか動画のためとは思いたくないが」
小倉「捕まるのはわかりそうなもの。浅はかですね」
10代といったって、12歳と18歳では意味が違ってくる。一報にそれが欠けているのは取材者の責任だ。
それにしても少年がおかしい。日本中でおかしい。川崎や愛知で起きた少年が少年を死なせる事件。物質的な豊かさの果ての事件のように思えてならない。