映画か小説のような脱獄劇!全米最強固の刑務所から2人―置手紙「よい1日を」

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   まるで映画か小説のような脱獄劇が起きた。アメリカ・ニューヨーク州のダンネモーラ刑務所で先週土曜日の6日(2015年6月)、殺人罪や誘拐罪などで服役中だった48歳と34歳の2人の受刑者が脱獄した。ダンネモーラ刑務所は監視体制の厳しさで知られ、150年前の開所以来1人の脱獄者も出ていなかった。警察は懸賞金1250万円をかけ必死に行方を追っている。

壁に穴開け配管通って脱出

   2人は何らかの方法で手に入れた電動工具でベッドの下の死角になっている壁に人が1人で通れるような穴を開けて脱出し、そこから迷路のような入り組んだ配管を通って、最後はマンホールから路上に出たとみられている。

   2時間おきに刑務官が巡回しているが、2人は丸めた衣類を布団につめ、寝ているように見せかけていた。逃走経路の配管には笑ったような顔のイラストと「Have A nice Day !(よい1日を!)」と書かれていた。

   ロバート・キャンベル(東京大教授)によれば、ダンネモーラ刑務所はカナダとの国境にあって、リトルシベリアといわれるように、1度入ったら出てこられないといわれている。厳冬期の脱獄はとても無理で、暖かくなったこの時期に敢行したようだ。

受刑者と通じた女性職員が電動工具差し入れ

   それにしても、どうやって電動工具を手に入れたのか。

   キャンベル「女性の職員が48歳の受刑者と通じていて、手助けしたのではないかといわれています」

   「よい1日を!」についた顔のイラストについて、キャンベルは「アメリカ人からすると、東洋人、とくに中国人を示すものですが、掘っても掘っても、中国までもどこまでも、地球の裏側にもいけるぞ、という余裕の態度ですね」と話す」。果たしてどこまで逃げられるのか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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