きのう8日(2015年6月)、東京都豊島区のマンションで1週間も20代の女性を監禁した疑いで男が逮捕された。この部屋に住む渡辺淳一(43)で容疑を認めている。
きのう午前8時ごろ、マンション1階ベランダで「監禁されています。助けてください」という悲鳴が聞こえた。110番を受けた警察署員が中に入ると、両足を結束バンドで縛られた女性(22)がワイヤーでクローゼットにつながれていた。けがはなかったが、衣服は身につけていない状態だった。
43歳男が1週間前に連れ込み
監禁されていた女性は今月1日夜、JR東川口駅で以前から面識があった渡辺と待ち合わせして車に乗ると、粘着テープで両手足を縛られ、袋をかぶせられてマンションに連れ込まれたという。警察で渡辺の行方を捜していたところ、午後になって自宅から約2・5キロ離れた交番に出頭した。
近所の人によると、1週間ぐらい前から深夜にテレビの大音量が流れ、男女が話をしていたという。女性が救出された未明には男の声だけが聞こえていた。渡辺は中肉中背で一見おとなしそうなタイプで、挨拶もごく普通の感じだったという。ただ、周囲を気にしてか、ベランダに布と板を立て掛けて室内が見えないようにしていた。
司会の加藤浩次「容疑者はなぜ監禁したのか。動機はなんでしょうか。2人は連絡して待ち合わせしているんですよね」
ロバート・キャンベル(東京大教授)は「2人の関連性はわかりませんが、恨みなのか、独占欲なのか。どの時点で犯罪に結び付いていくのか、そこのところが怖い」と話した。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト