「暗証番号が123456だったというから、実にお粗末」と司会の小倉智昭がいう。この2月(2015年)、富山大学工学部のサーバーが乗っ取られ、米国の企業へのサイバー攻撃に利用されたコンピューターが、納入されたときの、いわば仮暗証がそのままだったという。まあ、無防備というか、無神経というか。
ところが、4ケタの暗証で最も多いのは「1234」なのだそうだ。
3位の「2580」複雑そうに見えて・・・
暗証番号を調べたのはアメリカ人のダニエル・アミティさんで、自分が作ったアプリに登録した人たちが設定した20万4508件のパスワードを検証したところ、実に無警戒の人が多いことがわかった。使われている番号のトップ10をみてみると――
断然トップが「1234」。ハッカーが真っ先に打ち込む番号だが、確率は高いというわけだ。2位は「0000」で、この手のぞろ目は「1111」が4位、「5555」が5位、「2222」が8位だった。
3位が「2580」なのだが、一見複雑なように見えて、携帯電話の番号画面の真ん中の列を上から読むとこれになる。あるいは下から「0852」(7位)というのも多い。
ハッカー舌なめずり
6位が「5683」だった。
プレゼンターの山中章子「これ小倉さん、わかりますか」
小倉「わかんない」
キャスターの菊川怜も梅津弥英子もわからないという表情だ。これも実は携帯の番号画面なのだが、数字ではなく、併記してあるアルファベットの方がカギだった。数字のわくにある文字を拾うと「LOVE」になる。
山中は「アメリカならではかもしれません」
小倉「アメリカの電話機にはアルファベットがついてるんで、なにかなと思ってた」
笠井信輔ニュースキャスター「昔は数字とアルファベットの組み合わせだっ たんです」
ランキングでは、9位が「1212」、10位が「1998」(年号か?)となっていた。調査したのは4年前だが、実態は変わっていないだろう。
山中「この10個が上位15%を占めていました。危険ですから変えてくださいね」
簡単だと危ない。といって、複雑な数字にすると忘れちまう。どれがどれだかわからなくなる。銀行のATMなどは3回間違えると無効にされることもある。暗証番号の迷路......もうSFの世界だね。