振り込め詐欺師たちが舌なめずりしている流出年金情報125万件!マイナンバーも危ない
最近、これほど腹が立ったことはない。年金情報125万件流出事件である。日本年金機構が無責任な人間たちの集まりだということはわかっていたつもりだが、これほどとは思わなかった。理事長が謝れば済むという話ではない。刑事事件にして、責任者たちを引っ括ってほしいと私は切に思う。
週刊文春で年金機構の関係者が<「年金記録は、勤務先や年金受給額が決まる「標準報酬月額」、年金の振込口座などの情報も一元管理されています」>と話しているから、氏名や基礎年金番号、住所などとともにこれらの情報も漏れた可能性が高い。
<「これらの情報がわかれば、現役時代のだいたいの年収もわかってしまいます。悪徳業者の営業などにも流用されかねません」(社会労務士の北村庄吾氏)>
「振り込め詐欺」師たちにとっては宝の山。ますます被害が大きくなることは間違いない。こんな杜撰なことをしているのに、今年の10月からは国民一人一人に番号を付けて社会保障や税だけではなく、その人間の医療情報など何でも入れ込んで一元管理する「マイナンバー制」が通知され、来年1月から運用開始する予定なのだ。
ふざけるなである。甘利明社会保障・税一体改革担当相は「(関係職員の目に触れる)業務情報とマイナンバーは全く別の場所で管理され、しっかりファイヤーウオールが敷かれている」といっているが、信用するものか。この連中より、不正アクセスして情報を盗み出すIT盗人のほうが何倍も頭がいいことは間違いない。もしマイナンバー情報が流出したら、時の総理は頭を丸め辞任するという文言を入れなければ、こんな制度を拙速に導入するべきではない。