女性キャスター「携帯電話がハッキングされ、私は被害者」
この日、BBCはあるリハーサルを行っていた。それが「エリザベス女王の訃報」の速報だった。この手の訓練は大きなメディアではよくやるが、木下康太郎アナは「カワジャ氏はこれをリハーサルとは知らずに放送(ツイッター)してしまったのではないかとみられています」と伝える。
これも変な話だ。本当なら右から左へ機械的に流すニュースじゃない。重大ニュースだから、必ず周囲の反応を見たり、スタッフと直接のやり取りがあるはずだ。情報の流れには大勢の人が関わっている。
笠井信輔ニュースキャスターは「そうではない」と口をはさんだ。「カワジャさんは『私じゃありません。携帯電話がハッキングされ、何者かがツイッターに書き込んだ。私は被害者だ』と話しています。はたしてどうなのか」
英国王室も「予定されていた定期検診で、女王はすでに元気に病院を後にしている」との声明を出した。
小倉「お元気なら結構なことです」
死去の誤報があると長生きする、なんてジンクスはなかったっけ。戦後のビッグネームで残っているのはエリザベス女王とカストロ氏だけだからね。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト