羽田空港「MERS」食い止め!韓国からの入国者「患者接触・発熱」で強制隔離

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   MERSコロナウイルスの感染拡大が続く韓国で5日(2015年6月)、4人目となる男性患者の死亡が確認された。76歳の男性で、最初の患者とは直接接触していない3次感染だった。3次感染による死亡は2人目となった。現在、41人が感染し、1600人以上が隔離対象になっている。

WHO「世界の恐怖」と警鐘

   韓国の感染拡大を受けて、日本もこれまで中東地域の滞在者に限り空港などの検疫所への申告を求めていたが、厚生労働省は4日から韓国からの帰国者、入国者にも検疫所への申告を拡大した。韓国で患者との接触歴があり、38度以上の発熱や咳などがある場合は強制的に医療機関に搬送するという。

   MERSは03年に中国などで800人が死亡したSARSウイルスの仲間だ。韓国で最初に感染が見つかった男性から20人以上が感染したが、感染力が強まっているのかどうかはよく分かっていない。感染症に詳しい白鵬大学の岡田晴恵教授は注意を呼びかける。

「要注意なのは中高年以上で糖尿病などの基礎疾患を持っている人で、肺炎など重症化しやすいです。感染しないように外出先から帰ったらよく手を洗い、うがいをすること。室内の換気も効果があります」

   前田浩智(毎日新聞前政治部長)「韓国だけじゃないんですよ。WHO(世界保健機関)によると、20か国以上で1200人以上の感染が確認されており、WHOは『世界の恐怖』という形で警鐘を鳴らしています。対岸の火事と思ってはいけない」

文   モンブラン
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