特効薬なく致死率40%
MERSは12年に中東で確認された新しいウイルス性感染症で、呼吸器系に作用して発熱、せき、息切れ、肺炎などを起こす。これまでに1154人が感染して434人が死亡している(WHO発表)。感染源としてヒトコブラクダが疑われているが、くしゃみなどの飛沫か接触で人から人へも感染する。空気感染はなく、感染力はインフルエンザより弱いという。
日本と韓国の人の行き来は年間500万人。韓国がここまでずさんだと心配せざるをえない。羽田空港から韓国へ向かう女性は「マスクとうがい薬を持参」と反していたが、それしか対応策はないか。
司会の小倉智昭「風邪やインフルエンザに症状が似てるんで、見分けるのが大変。どうすればいいんですか」
東京医科大渡航者医療センターの濱田篤郎教授は「特効薬がないので、対症療法しかありませんし、見つけるのも難しい。韓国はいまのところ院内感染が主なので、そう感染することはないと思いますが・・・」と話す。
医師の宋美玄「ありふれた症状だから、臨床で見分けるのはむずかしいでしょうね」
そうした感染の可能性のある地域へいった場合の心構えか。3次感染になったらもう防ぎようがない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト