きのう2日(2015年6月)、テニス全仏オープンで錦織圭選手は男子シングル準々決勝でフランスのツォンガ選手にフルセットで惜敗し、初の準決勝に進めなかった。
最速220キロのツォンガの強力なサーブやストロークに押され、第1セットを1-6で落とし、第2セットの途中、観客席に電光掲示板が落下し、試合は約30分中断された。再開後に流れが変わると思われたが、これも4-6で落とした。
しかし、第3、4セットは奪い返し最終セットに持ち込んだが、3時間44分で競り負けた。錦織は世界ランク5位、ツォンガは15位で対戦成績は4勝1敗だったが、ツォンガは地元の声援があってか、最後まで好調だった。
杉山愛「勝たなくてはいけないという気持ちが...」
司会の加藤浩次がフランスにいるプロテニスプレーヤーの杉山愛に電話する。「試合を見て、いかがでしたか」
杉山「最初の出足からかたく、錦織選手らしさが見られなかったですね」
加藤「なぜなんでしょうか」
杉山「いままで4勝1敗だったので、普通なら勝てるという気持ちもあって、半面、勝たなくてはいけないという気持ちもどこかにあったと思います。それに風がすごく強くて、その分パワーヒッターが有利だったのでしょうね」
加藤「3、4セットで盛り返しましたよね」
杉山「いつもの錦織選手らしさが戻り、流れをつかんだと思い、大丈夫と思ったのですが、そこからツォンガ選手のエース級サーブが次々に入ってきました」
加藤「ツォンガ選手が良かったということになりますか」
杉山「ファイナルセットはツォンガ選手が素晴らしいプレーでした」
加藤「今月29日(2015年6月)からはウィンブルドン選手権が始まります。期待しましょう」