FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長は2日(2015年6月)、スイス・チューリッヒで緊急記者会見を開き辞意を表明した。「6時のニュース」コーナーで藤森祥平アナが伝えた。
アメリカ司法当局がFIFA幹部の汚職を摘発した直後に起きなわれた先月29日の会長選挙で5選を果たしたばかりだった。会長は組織体質を改める必要があるなど辞任の理由を挙げたうえで、「FIFAの選挙で会長としての権限を与えられたが、サッカー関係者全員から支持されたわけではないようだ」と無念さをにじませた。
後任の会長選びは早くても今年12月以降になるため、それまではブラッター会長が会長職にとどまるという。
18年ロシアW杯、22年カタールW杯の開催地見直しに発展か
会長に選ばれてわずか4日後の辞意表明はいったい何があったのか。「あさチャン!」は触れなかったが、1日付「ニューヨークタイムズ」が捜査関係者の話として、ブラッター会長の側近であるFIFAのジェローム・バルク事務総長が、南アフリカW杯開催をめぐり不正に関与した疑いがもたれていると報じ、これに関係があるのかもしれない。
今後は、ブラッター会長に不正への関与はなかったのか、2018年ロシアW杯、2022年カタールW杯についてどのような不正が行われたかが焦点になりそう。は開催地の見直しに発展する可能性も出てきた。
文
モンブラン