国際サッカー連盟(FIFA)の副会長らを収賄容疑で逮捕・起訴したアメリカ司法当局は、5選を果たしたゼップ・ブラッター会長からも事情聴取するという。捜査・内偵は長年にわたっていたことがわかる。1991年からの24年間に総額185億円以上の賄賂が代理店などからFIFA幹部に渡り、とくに2018年のW杯ロシア大会、22年のカタール大会の決定に疑義ありとしている。
不正資金でニューヨークにネコ用マンション
伝えられる逮捕者たちの豪奢な生活には驚きだ。ジェフリー・ウェブ副会長はアメリカ・ジョージア州に1億2000万円の別荘を持ち、近くに別に2つの別荘を持っている。ベネズエラサッカー連盟のエスキベル会長はフロリダに3つの別荘など6000万円、コスタリカサッカー連盟のリ会長もフロリダに7000万円の別荘を所有する。
司会の小倉智昭「見積もりが低いような気がする」
たしかに、フロリダに6000万円の別荘ではたいしたことない。
また、2010年のW杯南アフリカ大会で、ジャック・ワーナー副会長は南ア政府から12億円の賄賂をもらっている疑いがある。彼の側近の元理事は25億円の不正資金を得て、ニューヨークにネコ用のマンションを借りたとか。
米司法当局「18年ロシア大会、22年カタール大会」重点捜査
小倉「このニュースは頭に血が上る。会長は再選されましたけど、大丈夫なんですか」
笠井信輔ニュースデスク「米当局はブラッター氏からも聴取する予定としていて、焦点は18年と22年のW杯開催決定の経緯にあると見られます」といってから、「カタールの時は日本も立候補してました。もし妙なことになると、日本に開催が回ってくる可能性なきにしもあらず」なんて無責任なことをいう。
小倉「お金の世界ですから、情けないですよね」
菊川怜キャスターが「スポーツマンシップが・・・」といったが、そんなものはじめからあるもんか。サッカーW杯はスポーツイベントというより、いまや巨大なビジネスだ。
まあ、金の使い方を見れば人品骨柄がわかる、とはよくいったものだ。バブル期の長者たちも、高級車、マンション、自家用ジェット機、競馬の馬主が相場だった。発想が貧しいね、とビンボー人がいっても迫力ないかな。