競泳日本代表として参加した韓国・仁川のアジア大会会場で、カメラを盗んだ容疑で裁判を受けていた冨田尚弥被告(26)に、仁川地裁は28日(2015年5月)に罰金100万ウオン(約11万円)の有罪判決を言い渡した。
冨田はアジア系の見知らぬ男にカメラを無理やりバッグに入れられたと主張し、検察側は監視カメラの映像を証拠として提出して争った。判決では「第三者の存在は確認できていない。被告人の主張は異例で信じがたい。日本代表として大会に出場した選手が、カメラを盗んだことは悪質で反省もしていない」と厳しく批判した。
説得力ない無罪主張!日本国内の裁判でも同じ結論
冨田は裁判終了後、淡々とした表情で「私の主張が認められず誠に残念です」とメモを読み上げた。控訴するかどうかは弁護士と協議して決めるという。
菊池幸夫(弁護士)「この裁判は日本国内で行われても同じ結論になるでしょう。そういう意味では想定された判決です」
判決では、冨田が被害者宛てにカメラを盗んだ理由を「欲しかったから」と書いた謝罪の手紙を出していたことも挙げていた。こんな矛盾した行動では無罪の主張は受け入れられるはずがない。
文
モンブラン