来週からグ~ンと厳しくなる「自転車走行処罰」講習受けない違反者は罰金5万円

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   来週月曜日6月1日(2015年)から自転車の道路交通法での扱いが変わる。これまでは「歩行者の延長上」だったが、「車両」という位置づけをはっきりさせて、違反が重なると「講習」を受けさせられ、「罰金」もできた。みなさん、知ってましたか。

   「モーニングバード!」が交差点などにカメラをセットして自転車の通行状況を記録し、新しいルールで「違反」となる行為がどれくらいあるかをチェックした。

スマホ、並走、信号無視、イヤホン、傘差し、歩道通行・・・すべてアウト!

   スマホ片手に画面を見ながら、イヤホンで音楽、おしゃべりしながらの並走、手放し、信号・一時停止無視、傘差し・・・すべてアウトだ。ほかにも、整備不良、酒酔い、無灯火、遮断踏み切り立ち入りなどがあり、歩道通行も13歳以下と高齢者に限られる。

   危険通行として摘発(キップ)や事故が3年間に2回以上になると、安全講座の受講が義務づけられる。3時間の講習にはテストはもちろん、感想文まで書かされて5700円ナリ。通知から3か月間応じないと5万円以下の罰金もある。対象は14歳以上だ。

   新ルールの導入は自転車事故が絶えないからだ。昨年(2014年)、自転車が当事者になった事故は約11万件あり、死傷した人の6割以上がルール違反の危険運転だった。

   実は、これまでも一時不停止や信号無視は、法令上3か月以下の懲役または5万円以下の罰金となっていた。しかし、これで検挙されたという話は聞いたことがない。「傘を差して信号無視をしてキップを切られた」という人がいるにはいたが、これまでは「お気の毒」で終わっていた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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