コント集団「お笑い米軍基地」まず沖縄と基地に興味持って・・・
那覇市のメインストリート・国際通りでコント集団が「お笑い米軍基地」のチラシを配っていた。どんなコントなのか。嘉手納基地近くの臨終の年寄りが「ゆうすけ、実はなあ」と打ち明けようとするが、その瞬間に米軍機が頭上を飛び爆音で聞き取れないまま、年寄りは事切れる。
篠山「これ笑っていいんですか。何か複雑ですよね」
「笑っちゃったけど、何か引っ掛かるなと思ってくれるのが僕らの狙いです。賛成とか反対じゃなく、興味を持ってくれればいいんです」と脚本・演出の小津波正光さんは話す。
篠山「コントにしないと気が付かない程の日常だっていう事なんだ」
沖縄にはいたる所にガマ(洞窟)があり、沖縄戦では多くの島民が身を潜めた。呉屋盛一さんの自宅庭には今でも残っていって、ここで近所の人30人と2か月半暮らしたという。 篠山「ガマを出たら焼け野が原。米軍の収容所に入れられ、出て来たら自分の家と畑にフェンスが張られ、基地になっていたんですね。沖縄の人はいまもその時の悔しさと悲しさのままなんです。あすは名護市の辺野古までたどります」
(磯G)