警察や弁護士に相談「でも、どうにもならない」と遺書
自分のことでトラブルになった娘はノイローゼになって体調を悪化させ、妻はうつ病になった。松井は親族にこう打ち明けたという。「娘のあんな姿を見るのは忍びない。娘の人生をダメにした。それが一番悲しい」
松井は警察や弁護士に「およそ8000万円騙し取られた」と相談に行っている。しかし被害届の提出までには至らなかった。親族宛ての手紙には「警察に相談してもどうにもならないので、この手段を選んだ」と書いてあった。
コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)「弁護士も対応できないですかね」
望月晶子弁護士は「詐欺という犯罪は内偵が必要だし、立証が難しい」という。複雑な金銭トラブルでは弁護士も役に立たないというわけか。
近所の人は「町内会長もしたことがある本当にまじめな人。定年まで勤められてしっかりした人で信じられない」と話している。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト