きのうの「関東地震」3・11余震!専門家「直下型と関連ないがまだ3年続く」

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   きのう25日(2015年5月)午後、埼玉県北部を震源とする強い揺れを感じる地震があった。茨城県土浦市では震度5弱、東京23区や埼玉県南部でも震度4を観測した。気象庁は震源の深さは56キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5・5と推定している。

   気象庁はこの地震で関東1都6県に緊急地震速報を出したが、都内で速報が出されたのは昨年7月以来10か月ぶりだ。千葉・成田空港では滑走路を一時閉鎖、東海道新幹線も一時運転を見合わせた。東京・墨田区の東武伊勢崎線・東向島駅では駅構内のエレベーターが緊急停止し、70代の男女2人がエレベーター内に取り残され、50分後に救助される一幕もあった。

東日本大震災のプレート滑り残り

   内陸部で起きた今回の地震に、首都直下型地震の前触れかと想像してしまうが、気象庁の長谷川洋平・地震津波監視課長はこう分析している。「主に東日本大震災を起こした地震の余震域において、まだ地震活動がかなり活発に続いています。もしかすると間接的に影響が及んでいる可能性があります」

   地震に詳しい笠原順三・東大名誉教授は「今回の地震は3・11の余震の一部と思われます。東日本大震災はマグニチュード9.0と非常に大きかったので、広い範囲で余震活動があります。本震のあとの滑り残りがいろいろあって、東北から関東にかけて地震活動がいまだに活発で、その一つと思います」と語った。

   東日本大震災の余震発生状況を見ると、マグニチュード5以上の余震は800回以上に達している。司会の加藤浩次も不安顔で「いつ余震は終わるのでしょうかね」と笠原名誉教授に聞く。「あと3年は続く」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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