全国で唯一なかった鳥取県に、23日(2015年5月)に「スターバックス」がオープンした。開店前から1000人の行列ができるなど、地元は大盛り上がりだ。平井伸治知事は「わが県にはスタバはないけど、日本一のスナバはあります」と鳥取砂丘をPRしてきたが、このダジャレも使えなくなった。
人気はフラペチーノ!「サイズの選択難しい」
スタバ「シャミネ鳥取店」に一番乗りした地元の大学生3人は「県民として一番に飲みに来ました」。これがスタバ初体験という男子学生はコーヒーではなくストロベリークリームフラペチーノを両手で持ち、「めっちゃうまいです」
コーヒーよりはフラペチーノの注文がつづく。若い男性客はぐいぐいと飲んで「語りきれないほどおいしい。味が口の中にパッと広がる」とはしゃいでいる。なかには「サイズが3段階ならわかるが、4段階以上あってわかりません」という客もいた。
飲み物を買っても、席にすわらずに持ち帰る人も。「混んでいるので早く出ないといけないかな」と女性客。じつは鳥取県は一人当たりのコーヒー購入量が全国2位なのだが、店で買って自宅で飲むのが普通という。スタバでもその習慣が消えないのか、店内には空席もけっこうあった。
全国スタバ店の中で過去最高売り上げ
オープン初日の売り上げはスタバ過去最高となり、さらに思わぬこんな余波もあった。近くの「すなば珈琲」にも開店前から50人の行列ができ、開店を1時間早める騒ぎになった。スタバの袋を持って並ぶ人も多い。普段の3倍の客がつめかけて、人手が足らずに常務も皿洗いに駆り出された。その常務は「これからも毎日でもしたい。スタバとは切磋琢磨していきたい」
司会の小倉智昭「セルフのコーヒーは安い店が多いのに、スタバは普通の値段でしょ。それがあれだけ混んでいるのですものね」
菊川怜キャスター「(鳥取と書いた)タンブラーも売れているらしいです」
小倉「みんな、こうやってはまっていくんですよ」