タカアンドトシが路線バスの中でゲスト相手にトークを繰り広げる。この日は、テリー伊藤がバラエティ番組の演出家として、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「浅草橋ヤング洋品店」などを手がけていた頃の同窓会だという。最初の乗客は島崎俊郎と玉袋筋太郎だ。
テリー演出の番組の裏話から始まる。東京・原宿でダンカンに迷彩服でバズーカを持たせてロケをしていたら、たまたま国賓級の要人が来る予定になっていて、警察のお世話になったという。
島崎「テリーは警察が来ることを察知し、あらかじめ捕まる人間を考えていたこともあった」
テリー「捕まるとか、人聞きの悪い事言うなよ。警察の方とお話をする担当者を決めとおいたってことだよ」
面白い企画出ないと「日本人だからつまんねえんだ」放送作家全員金髪
次の乗客は放送作家の都築浩と田中直人。もともと「元気が出るテレビ」の放送作家予備校という企画で放送作家になった二人である。「テリーの扱いは無茶苦茶だった」と言い出す。ネタが面白くないと、「日本人だからつまんねぇんだ」と怒鳴り出して、作家全員が金髪にさせられたという。
テリーに言わせれば、当時の都築や田中は若くて人生に対するボキャブラリーが少なく、本からネタを拾うばかりだったから面白いアイデアが出なかった。「もっとラテンの力を入れろ」ということだったらしい。
玉袋「完全にカルト教団の教祖みたいだ。滅茶苦茶な論理」
最後はこの番組のスタッフ批判まで飛び出し、熱いトークで盛り上がった。(5月11日深夜0時15分)
鯖世 傘晴