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人生で最高のセックス!阿部牧郎「年上の女性から手取り足取り。ひと晩で5回」

   『週刊現代』と『週刊ポスト』のセックス記事比べ。週刊現代は「実名告白わが人生『最高のセックス』」。週刊ポストは「Gスポットの母 本邦初登場!『女性器には秘密のスイッチが隠れています』」

   どちらも企画が枯渇してきていることが窺えるが、まずは週刊現代から。「それぞれの終楽章」で直木賞受賞した作家の阿部牧郎さん(81歳)が、年上女性とのめくるめくひとときを思い出して語る。<「就職先が決まり、大学卒業を待っていたときの体験です。京都にある賀茂大橋近くの喫茶店に、彫りの深い顔立ちが実に味わいのあるウェイトレスさんがいました。

   私より5歳ほど年上でしたが、必死に口説いて、なんとか銀閣寺近くのラブホテルに連れて行くことができました。すると、彼女は意外なほど性に積極的だった。

   当時は赤線でしかなかなかできなかった、陰部を互いに舐め合う行為や、騎乗位や後背位もさせてくれて、『セックスのいろは』を手取り足取り教えてくれたんです。

   あまりに至れり尽くせりなので、射精した後もすぐに復活する状態が何度も続きました。再び勃起したペニスを触らせると、彼女は『いやん』という困っているような喜んでいるような、そそる声を出すものだから、余計に火が点きます。気づけばひと晩で5回も交わっていました」>

   私にも大学時代、年上の女性と似たような経験がある。ホテルはできたばかりの「目黒エンペラー」だった。しみじみ懐かしい。

   週刊ポストは「Gスポット」の母といわれるバリー・ウイップル博士にインタビューしている。Gスポットは一時だいぶ日本でも話題にはなったが、どれがGスポットなのかがわかりにくく、いまではあまり重要視されていないのではないか。

   そこで博士がGスポットの探し方をこう伝授している。<「膣前壁の上部を上に押すように強い圧力を加えるとよい(その際、もう一方の手で、恥骨のすぐ上にある腹部に下へ押すような力を加えると、見つけやすい)。Gスポットに刺激が加わり、膨らみ始めると、両手の指の間に小さなシコリが感じられるはずである」>

   パートナーと協力して探す方法もある。<「腹ばいになって脚を広げ、ヒップをこころもちもち上げて回転させると、見つけやすい。パートナーに指2本を(手のひらを下にして)挿入してもらい、膣の前壁へしっかり押しつけて探ってもらう(膣をベッドすれすれの位置へもってくる)。Gスポットに触れやすくするために骨盤を動かすとよい」>

   こうした記事を読んでいるだけで「満腹」になっている私は、もはや人生の裏街道を行く枯れ落ち葉である。

   ところで、競馬の「オークス」はM・デムーロ騎乗のクイーンズリング、ルメール騎乗のコンテッサトゥーレ、大変身、大駆けがあれば戸崎騎乗のルージュバックとみたが、いかがだろう。Good Luck!

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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