活発な噴火活動を続けている鹿児島・桜島が21日(2015年5月)午前10時20分ごろ、大きな噴火を起こし、噴煙は4300メートルに達した。
上重聡アナ「桜島の地下で何が起きているのでしょうか」
桜島直下にマグマ流れ込み
桜島は今年に入り噴火を繰り返し、21日午後1時までに573回を数えた。今回の噴煙の高さは1955年の観測以来6番目という。35年間、桜島の観測を続いけている京都大学防災研究所の井口正人教授は「桜島の直下でマグマの蓄積量が増え、山体が膨脹し続けています」と見ている。桜島は島の北側、海底の地下深くにマグマ溜りがある。このマグマが桜島の直下に流れ込み、山体が膨脹し続けているという。「5000メートル級の噴煙が今後増えていくことを警戒する段階になっている」と指摘する。
さらに、井口教授は「さまざまな兆候から2020年ごろには大噴火が発生する可能性が高い」と警告している。専門家は無関係というが、歩調を合わせるように御嶽山や箱根山などでも火山活動が活発化している。不気味だ。
文
モンブラン