韓国「afreecaTV」でポイント貯めたり、自分の銀行口座公開
両親からは小遣いをもれっていないという少年がなぜ15万円もするドローンを持ち、あちこちに出かけることができたのか。少年が利用していた動画配信サイトは、韓国から入ってきた「afreecaTV」と呼ばれるサイトだ。このサイトは視聴者が「星風船」と呼ぶアイテムをafreecaTVから1個10円で購入し、配信された内容が気に入ったり応援したいときは星風船をプレゼントする。配信内容が過激になるほど星風船が貯まる仕組みで、配信者は貯まった星風船をafreecaTVでギフト券と交換する。韓国では数千万円を稼ぐ人がいるそうだが、日本では多くて月10万円ほどという。
取材した阿部祐二リポーターによると、少年はネット上に自分の口座番号を載せ、支援者から直接現金を振り込ませる方法もとっていた。警視庁が逮捕に踏み切ったのは、少年がこれらの支援者に支えられて逃亡の恐れがあったためだ。コメンテーターの菊池幸夫弁護士は「犯罪資金の提供は、共犯、ほう助など犯罪の可能性もあり得る。ほう助などよりも重い犯罪の黒幕と言ってもいいので注意してほしい」と指摘している。
文
モンブラン