自宅に山ほども飲み残し薬!医師は知らずにまた処方
薬の相互作用に加えて、患者の残薬の状況を医師側が正確に把握せず、現状では不十分と考えて薬を追加し、さらに症状を悪化させるという悪循環も起きている。
亀井美和子・日本大学薬学部教授の調査では、慢性疾患患者のおよそ半分が「残薬がある」と回答していた。残薬の状況を医師に「毎回伝えている」という患者は3割に留まる。 亀井「患者さんの本当の思いだとか、服用状況が医療者に伝わっていないというのが一番の問題ではないでしょうか」
*NHKクローズアップ現代(2015年5月19日放送「薬がのみきれない!~知られざる『残薬』のリスク~」)