大阪都構想の住民投票は「まれに見る大接戦でした」(司会の小倉智昭)が、「大阪市民211万人が下した答えはノーでした」(菊川怜キャスター)
反対70万5585票(50・4%)、賛成69万4844票(49・6%)で、差は1万741票だった。
「リベンジとか何もないですよ。政治家冥利につきる」
「反対多数」決まってから3時間後に会見した橋下徹市長(45)は、穏やかな表情で笑顔もまじえながら政治家引退を表明した。「重要な意思表示をしていただいてありがとうございました。大変重く受け止めます。受け入れられなかったということです」「任期満了(12月)まではやりますけど、それ以降は政治家をやりません」
「いやあ、もうね、7年半、自分なりにやることはきっちりやったつもりです。こういう舞台で政治家を辞めると言わせてもらえるのは、本当に幸せです。本当に悔いはありません。リベンジとか何もないですよ」「政治家冥利につきる活動をやらせてもらってありがとう」
住民投票で浮き彫りになった大阪の行き詰まり
それでも、報道陣からは「過去には政治家に復帰したこともある。今度は100%ないですか」と質問が飛ぶ。「2万%ないと言わせたいのですか。政治家は僕の人生から終了しました」
「政治ですからね。たたきつぶすと言ってたたきつぶされたんですからね」と、あたりから橋下節が全開だった。「ワンポイントリリーフですよ、嫌われてもやるという政治家は。僕みたいな政治家が長くやるのは危険です。権力は使い捨てが一番です」
司会の小倉智昭は「投票はほぼ互角だったですもんね」
ニュースデスクの笠井信輔「これでノーサイドとはとてもいかない。大阪の放っておけない部分が浮き彫りになりました。橋下市長がまだ何か打ち上げる可能性はないとはいえません」
小倉「これがもし憲法9条改正の国民投票で、賛成反対がこうも拮抗したらもっとむずかしい問題が出てくるだろうな」