「大阪都構想住民投票」橋下徹が勝ちそうだって!?賛成派多い若年浮動票が投票日に雪崩

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   5月17日の日曜日(2015年5月)に行われる「大阪都構想」の是非を問う住民投票だが、大新聞は橋下徹氏劣勢と伝えているが、大阪ではお笑いタレントたちが勉強会をやったりとなかなか盛り上がっているらしい。橋下氏は都構想が否決されれば引退すると悲壮感を漂わせ、『フライデー』によれば、維新の会と手を組んで憲法改正の発議を目論む安倍首相や菅官房長官が橋下支援を目論んでいたらしいが、劣勢という世論調査を見て、いまは高みの見物のようだ。

   だが、『週刊現代』は橋下側が勝つらしいと報じているが、ほんとかいな。全国紙記者がこう語る。<「おそらく、賛成派が多い若年層の浮動票が投票日に入るでしょう。市民も『都構想は中身の問題ではなく気分の問題だ』と内心では気付いている。

   『橋下さんにやらせてみよう』という声が、土壇場で反対を上回りそうな雰囲気です」>

   雰囲気として、閉塞状況にある大阪を変えたいというのはわからないでもないが、「大阪都」というネーミングの悪さがこの構想の欠陥を如実に表していると思う。

   安倍首相がごり押しした「戦争法案」が閣議決定され、国会審議が始まる。法案に対する批判はいくらでもあるが、東京新聞の5月15日付社説を引用しておくに留める。

<自衛隊を地球上のどこにでも派遣して武力の行使を認めることを、憲法破壊の暴挙と言わず何と言う>

   私は、この法案が成立した日を、日本が真珠湾攻撃をした12月8日を「太平洋戦争開戦記念日」としたように、「第二の戦争開戦日」と記憶しておこうと思っている。

   いっても詮無いが、この国の戦後最大の転換が行われようとしているのに、週刊誌は相変わらず芸能人のゴシップとセックス記事ばかり取り上げているのを見ると、ため息が出る。敗戦間近、あの東京大空襲の最中でもセックスをしていた男女がいた。そうして生まれたのがこの私(昭和20年11月生まれ)だから、再び戦争に巻き込まれる日まで「いざ狂え!」という気になるのも仕方ないか。というわけで今週は軟派記事大特集だ!

女性3000人アンケート「ペニスが最も大きい県は?」「早漏多い県は?」

   まずは『週刊ポスト』の「女性3000人アンケートが弾き出した『アブノーマル好きな県』『男性器の大きさランキング』」から。週刊ポストはペニスが最も大きかった男性の出身地を調べるため、女性たちに過去にセックスした相手のペニスについて聞いたそうだ。

   「最も大きかった」男性の出身地は人口の多い都道府県が上位を占めたが、人口比を踏まえた数値を算出すると北海道、京都、兵庫、広島の健闘が目立ったという。北海道出身で東京在住の30代女性がこう語っている。<「8都道府県にまたがる14人の男性とセックスしたけど、総じて地元・北海道の男性のほうが大きかった気がする。肉や乳製品をよく食べるからかな」>

   兵庫は牛肉、広島はカキの産地として有名だから、タンパク質や亜鉛など男性ホルモンを増やす栄養素との関係はあるのだろうかと週刊ポストは考える。3位の京都に関しては、<「京都の女性は見栄を張って、同郷の彼のモノを『大きかった』と主張している可能性もある」>という指摘が京都在住の30代女性からあったそうである。

   では、ペニスが最も小さかった男性の出身地はどこか。埼玉、神奈川、千葉、奈良など、東京、大阪の周辺県の男性が小さいとの結果になったという。<東北地方の女性は東京の男性を高く評価し、周囲の県を低く評価する傾向がある。実際の大きさというよりは、イメージの問題かもしれません>(週刊ポスト)

   それはそうだろう。これからというときに「大きさを測らせて」という女性はいない。

   もっとも早漏だった男性の出身地は? 早漏県だと見なされたのは神奈川の男性だったそうだ。<神奈川県民はせっかちで飽きっぽいので、それがセックスにも反映されている可能性がある。2位の広島、3位の和歌山は、男性の情熱的な性格が『早さ』につながっているのかもしれません>

   逆に早漏率が低かったのは東京と鹿児島。<東北女性の東京男性に対する評価は高く、その相性の良さが「早漏が少ない」という回答結果につながっているのではないか>

   鹿児島在住の40代女性からはこんな声があったという。<「うちの夫のセックスはワンパターンで、いつも早く終わらないかとばかり考えている。いっそ早漏のほうがずっと楽なのに」>

   いやはや何とも・・・。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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