台風6号が駆け抜けたけさ13日(2015年5月)東京はぐんぐん気温が上がり始めた。「きょうは暑くなりそうです。どうなるの。アマタツ!」と司会の小倉智昭が「とくダネ!」気象予報士の天達武史に呼びかける。
天達「この時季は普通は日陰に入るとひんやりするのですが、きょうは別です。8時過ぎで24・9度と、真夏日一歩手前です。午後には30度を超えて真夏日になりそうです」
夜もあまり気温下がらず
東京・渋谷駅前にいる田中良幸レポーターも「「5月とは思えない強い日差しになっています。少し歩いただけで汗をかいてしまいます」
この暑さ、台風の通過でフェーン現象が起こっていることもあるが、台風の強風で空気が澄み、紫外線が強まっていることもある。きょうは夜もあまり気温は下がらない見通しだ。
小倉「この暑さ、何日か続くんでしょ」
天達「そうなんですよ。東京の予想最高気温は、きょうが30度、あすは31度、あさっても30度です。熱中症に気を付けてください。さらに、次の台風7号も心配されます。勢力が増してきていて、来週半ばには強い、または非常に強い台風となって日本に近づく可能性があります」
エルニーニョでスーパー台風次々発生
気象庁はエルニーニョが発生したと発表した。これによって日本に来襲する台風も影響を受けるという。天達はこう解説する。「エルニーニュは赤道付近の海水温が上がる現象を言うのですが、このときは台風は太平洋上のいつもより日本から離れた海上で発生します。その分、海水温の高い海域を長く移動するので勢力が強くなります」
今年は5月上旬ですでに7つの台風が発生していて、当たり年であるだけでなく、勢力が極めて強いスーパー台風が心配されている。「9月まで要注意です」(天達)