三池炭坑や軍艦島など明治時代の産業革命期の8県23施設がユネスコの世界文化遺産への登録が勧告された。これに韓国政府は「韓国人の強制労働が行われた施設がある」と反発を強め、「登録再考の要求にもかかわらず、登録を進め政治問題化した責任は日本にある」などと非難声明を出したが、岸田文雄外相は「登録対象の時代と強制連行とは時代も背景も異なる」と反論した。
当の韓国の市民はどう見ているのだろう。
「日本との関係改善を持ち越しては世界から孤立しかねない」
「モーニングバード!」がソウルで市民に聞くと、「過去の歴史を認識してない」「他国を圧迫しておいて」とやはり反発は強いが、「登録は当然」という声もある。ネットには「韓国政府は何をしているんだ」「日本との関係改善をこれ以上持ち越しては世界から孤立しかねない」などの声を増えているのだ。
コリア・レポート編集長の辺真一氏は「韓国国内でも、反日の度が過ぎるんじゃないか、もう少し現実的に対応したらどうかという意見が政界、マスコミからも出ています」と話す。「反日」が朴政権の支持率の低下、アメリカ政府からプレッシャーを受ける結果にもなっているという指摘があり、いわば「反日疲れ」が高まっているという。
ゴールデンウィークも日本人旅行客がた減り
石原良純(タレント)「世界遺産でこんな問題が起こるなんて誰も思わなかった。ある意味でお祭りでしょう。それにこんな物言い。日本と韓国が仲違いするなんてマイナスですよ」
住田裕子(弁護士)「そういう批判がでてくるのは人間的」
司会の羽鳥慎一「歴史的なものに対する批判というのは、数以上に影響力が大きくなっているようなかんじがしますね」
住田「でも、ユネスコの委員会には日本も韓国も入っているから、根回してアピールした方がいい」
羽鳥「韓国国内で政府と国民の声ってどうなんだろう」
石原「どれだけのパーセンテージかわからない。反日は盛り上がるが、1人人ひとりはどうなのか」
羽鳥「そこに変化が出てきているのではないかというんですね」
小松靖アナ「国民の方がイデオロギーでは食べていけないとわかっているのかもしれません」
このゴールデンウィークはどこも日本人旅行者が増えたなかで、韓国だけががた落ち。新宿・大久保のコリア街はほぼ崩壊してしまった。恨み言のひとつもいいたくなるだろう。