福井県越前市に「御誕生寺」という寺があり、「ネコ寺」として知られているそうだ。ここでは現在35匹のネコが元気で暮らしているが、ネコ寺になったきっかけは12年前だ。住職が境内に捨てられていた4匹のネコを保護し、その後も飼えなくなったネコなどを受け入れ、多いときには60匹を世話していた。
ネコはお釈迦様の横で寝転がったり、おみくじ箱の中に入り込んだりイタズラし放題だが、「それがみなさんの癒しにもなっているようです」(司会の夏目三久)
新しい飼い主が引き取り
寺はネコたちの里親をネットなどを通じて募集し、これまでに140匹以上が新たな飼い主の元に送られた。「すべてのネコが新しい飼い主とご縁を結べるように続けたい」と副住職は話している。
ネコの世話にかかる出費が寺の悩みだったが、保護活動が知られるようになると全国からおカネやエサの寄付が集まり、いまではエサ代のほとんどをまかなえるようになったという。