過去の噴火では横浜まで火砕流到達
箱根の地下で何が起きているのか。地震・火山学者の島村英紀氏は「噴火の前兆と思われる現象が起きている」という。「箱根は最後の噴火が3200年前で記録も何もありません。なぜ噴火したかもわからない。だから、観測していても、どこまでいったらどうなるかが予測できないんです」
司会の羽鳥慎一「いつまで警戒したらいいかもわからないということですか」
島村氏「去年の御嶽山のときも、火山性地震が増えて、いったん減って大丈夫かと思った時に噴火している。減っても安心じゃないんです」
箱根の過去の噴火というのがもの凄い。溶岩ドームが吹っ飛んで、火砕流が横浜まで達したことがわかっているという。それでなくても、このところ各地で火山活動の活発化が伝えられる。蔵王山、阿蘇山、草津白根山、吾妻山・・・。
羽鳥「箱根と富士山の関連はありますか」
島村氏「学問的には関連を否定できないですね。25キロしか離れてないですから。ほとんど同時にできた兄弟みたいな山で、地下でマグマがつながっているという学 者もいるくらいです。富士山が同時に活発化することもありうるでしょう」
そいつは大変だが、こうなると祈るしかないということかな。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト