ファイトマネー360億円「世紀の一戦」敗者・パッキャオ口滑らせ6億円訴訟

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   アメリカ・ラスベガスで3日(日本時間2015年5月)に行われた世界ウエルター級王座統一戦で、判定負けしたフィリピンのマニー・パッキャオ(36)が訴えられる騒ぎとなっている。

   世紀の一戦と言われた2人のファイトマネーは、メイウェザー216億円、パッキャオ144億円の計360億円という巨額で、高額な入場料や破格のテレビ視聴料、賭け金が話題になった。

「実は肩ケガしてた」に「チケット代や掛け金返せ」

   結果は、無敗で5階級制覇を誇るアメリカのフロイド・メイウェザー(38)が3-0の判定でパッキャオを下したが、負けたパッキャオが試合後の会見で「肩にケガをしていた」と告白したことから騒ぎになった。ネバダ州の住民2人が「チケット代や賭け金を支払ったのに、ケガを隠したまま試合を行って負けたのは詐欺だ」と、パッキャオ側に500万ドル(6億円以上)の損害賠償を求め提訴したのだ。

   司会の加藤浩次「6億円ってどこから出てきたのかという感じがするけどね」

   この提訴認められるのかどうか。菊池幸夫弁護士はこう見る。「重大な障害を知っていて告げなかったことが、勝敗に影響を与えたといえるかどうかがポイントになると思います。ケガがなければ勝って、ケガがあったから負けたと単純に言えるような問題ではない。そこを立証するのは難しいでしょうね」

   経営コンサルタントの坂口孝則「企業の業績が悪くなった時に、内部のリスクを隠していたのではないかという訴訟が相次ぎ、かなり細かいリスクまで開示するようになっていますが、今回はスポーツなんで訴訟はムリがあると思いますよ。どんどん巻き込まれてスポーツ選手は情報管理に敏感にならざるを得なくなる」

   パッキャオがなぜこんな告白をしたのか。負け惜しみの言い訳か。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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