アメリカ・ラスベガスで2日(2015年5月)に行われたボクシング世界ウエルター級王座統一戦で、メイウェザー選手(38)に敗れたパッキャオ選手(36)が6億円の損害賠償請求訴訟を起こされた。ファイトマネー300億円以上という世紀の一戦だったが、リングの外でも前代未聞の訴訟が持ち上がった。
アナウンサーの木下康太郎によれば、訴えたのはラスベガスに住むマジシャンとホテルの従業員で、「パッキャオは深刻なけがをしており、闘いに重大な影響を与える可能性がわかっていた。われわれはその事実を知らないまま1500ドル(約18万円)のチケットを購入したり、100ドル(約1万2000円)の有料放送の契約をしたり、パッキャオの勝利に賭けて損害を受けた」として、500万ドル(約6億円)以上請求している。
試合後に泣き言「右手が痛かった」「3週間前に右肩を痛めていた」
司会の小倉智昭「なんの事実を知らないままなの。けがをしていたの」
木下「実はパッキャオは試合終了後に、『右手が痛かったから左手しか使えなかった』『2週間いいトレーニングができなかった』『3週間前に右肩を痛めていた』といっています。訴えた方からすると、期待して賭けたのにだまされたということなんでしょうね」
キャスターの菊川怜「そこまで事前にいう必要があるんでしょうか」
ニュースデスクの笠井信輔「負けてもファイトマネー約144億円といわれています。けがを隠してファイトマネー欲しさに出場したとすれば、賭けた人は怒りますよ。賭けも相当な額が動いたはずなんです。今後も同様の訴えが起こされる可能性はなしとはいえません」
小倉「ただ、右をかなりいいパンチを出していましたよ。負け惜しみで言ったんじゃないの」
木下「それだけに、パッキャオは期待されていたんでしょうね」