「東京・練馬区と板橋区で動物の死骸が相次いで見つかり、住民に不安が広がっています」と司会の夏目三久が伝えた。
4月9日(2015年)、練馬区の小学校の渡り廊下の脇で、首が切断された猫の死骸が見つかった。15日には小学校から500メートル離れた住宅街で飼い猫の死骸が見つかった。猫の飼い主は、猫のはげしい威嚇の声のあとで「ギャッ」という悲鳴を聞いてかけつけたという。警察と動物病院が調べたところ死因は「内臓破裂」で、何者かに強く蹴られた可能性が高い。
同一犯か、別々の快楽犯か
27日には2つの現場から約6キロメートル離れた板橋区の団地の駐車場で、今度は首のないハトの死骸が見つかった。胴体部分は粘着テープが巻かれた状態だったという。
神奈川県警の元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平さんは、「ハトが飛ばないようにするのに粘着テープを胴体に巻いているが、猫は粘着テープを使用していない。手口的に容疑者が違う」と見ている。「猫のほうは、残忍に殺した死体を子供に見せて騒ぎになるのを快楽としているのではないか。エスカレートしている可能性もあります」と小川氏は言う。