きのう4月30日(2015年午前、富山市の中心街に特別天然記念物のニホンカモシカが現れ大捕物になった。北陸新幹線人気に誘われて出てきたのだろうか。
ニホンカモシカは県庁から80メートルほどの川に飛び込んだり、跳ねまわったりなんだか楽しそうだった。目撃した男性は「車で信号待ちをしていて、ちょっと見たらいたんです。とっさにスマホで撮りましたよ」。「県庁の職員が吹き矢を持って走っていた」のを見た女性もいる。
県職員や警察官とにらみ合っていたが、麻酔の吹き矢を胴体に打ち込まれてどっと倒れ、川に転落した。すぐに引き上げられて無事に山に放たれた。
特別天然記念物は「歩く国宝」
有害鳥獣は知事の許可を得て捕獲できるが、天然記念物となるとそうはいかない。重要文化財並みの扱いで、さらに特別天然記念物は国宝級という。ニホンカモシカは「歩く国宝」なのだ。今回も富山県教育委員会の文化財担当者が出動した。
ニュースデスクの笠井信輔「駆除すると罪になる場合もあり、配慮が必要です」
文化財保護法違反は最高5年以内の懲役か禁固または3万円以下の罰金だ。
司会の小倉智昭「ニホンカモシカは増えてきているというのですが、とにかく元気で、無事でよかった」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト