「you tube」でも200万回再生
これまでに14か所の少年院で行ってきた命の授業は、ゴルゴにとって特別な思い入れがあるようだ。「全員坊主で姿勢がいい。何の悪さをしたんだろうと、よくよく話を聞くとやっぱり家庭環境なんです。親が面倒見てくれない子どもがほとんど。これは大人が導かないとダメ」と感じた。
少年院での授業を依頼した就学支援ボランティアを続けている北村啓一氏が次のように話す。「いろんな先生に依頼をしてきたが,話のためになる先生はいるが面白くなくてダメ。でも、面白いだけでもダメ。この両方をやってくれるのがゴルゴさん。少年達は一番喜ぶんですよ。みんなノートを生真面目にとり、全員で泣くんです。泣きながら全員で歌を歌ってくれる。感動しますね」
司会の加藤浩次「ゴルゴは普段から熱いですからね」
評論家の宇野常寛もゴルゴの意表を突く解釈に、「メッセージとかは特別なことを言っていないと思う。圧倒的なこじつけで、聞いているうちに、そう来たかと思う」と話す。
ゴルゴの命の授業は「you tube」で200万回も再生を続けており、本も出版されている。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト