「すしざんまい」東京・豊洲魚市場から撤退!約束違い採算見込めない

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   回転寿司チェーン「すしざんまい」の木村清社長(63)はきのう29日(2015年4月)、来年11月(2016年)に東京・築地から移転する豊洲魚市場の商業観光拠点「千客万来施設」から撤退することを明らかにした。

   木村社長はマグロ初競りで有名で、おととし(2013年)は1億5540万円で落札し世間をびっくりさせた。テレビの前で包丁をさばき、丸顔の笑顔をふりまいていた。しかし、きのうは「つらいです。申し訳ございません。決して自分の私利私欲でやっていることじゃないんです。東京都と日本がよくなるために頑張らせていただけたら自分も本望だと思って頑張ってまいりました」と目を潤ませた。

東京都は業者再募集・・・来年11月の開場には間に合わず。

   司会の小倉智昭「(木村社長は『すしざんまい』の運営会社『喜代村』が参加すると)以前からテレビなどでインタビューに答えていましたが、実りませんでしたね」

   アナウンサーの内田嶺衣奈「140店の中のメーンに温浴施設をつくる計画でしたが、撤退しました」

   主な理由は2つあるという。1つは一緒に事業することになっていた大和ハウス工業が今年2月に辞退したこと、もう1つは近くにある温浴施設「大江戸温泉物語」が来年3月(2016年)に終了する予定だったが、21年まで延長することが決まり、競合が心配されるためという。

   小倉「地の利を考えたら、新しい温泉施設にお客さんを集められたと思ったけど、大和ハウス工業が撤退したのが大きかったようですね」

   内田「社長もそういっていました。東京都は新たな業者を公募することになりました。予定が遅れる可能性が出てきました」

   来年秋の新市場開場には間に合わない見通しだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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