東京・池袋の公園で国の基準の2000倍以上という高い放射線が検出された。きのう23日(2015年4月)に調べたところ毎時480マイクロシーベルトが検出された。2時間強あたっていると、一般成人の年間被ばく線量に達する。今のところ局所的だが、子どもたちが遊ぶ滑り台の階段あたりが中心という。
子どもの滑り台わき
赤い滑り台の周囲にはフェンスが置かれ、公園も黄色いテープが張りめぐらされて立入禁止になっている。警備員がポイントごとに立つ。公園前にいる阿部悦子リポーターは「問題の遊具から10メートルか20メートルのところにいます。手もとの計測器は0・1マイクロシーベルトで、国の除染基準を下回っています」と伝える。
周辺は一戸建ての家が並ぶ住宅密集地だ。子どもたちの通学路も通る。すぐそばを東武東上線が走り、「電車の見える公園」と名前がついている。最寄駅は下板橋。
住民「むかし清掃車が集まる場所」
不安の声が広がる。「いつも体操して、休んでいた所です」(年配の女性)、「動揺しています。子どもたちがよく遊んでいた。いつからこうなのか不安です」(若い女性)、「むかし清掃車が集まる場所があった。その影響かと思った」(中年男性)
11年に世田谷区の住宅街で高い放射線が検出されたときは、ラジウムが原因だった。この公園は2年前に開園したばかりだ。豊島区は確認を急ぐとともに、池袋の保健所に相談窓口を設けた。
ニュースデスクの笠井信輔「何かが埋まっているのではないかと調べているところです。豊島区は東日本大震災後、いろんな公園で放射線量を測って公開していますので、これは最近のことかという印象を受けますね」
司会の小倉智昭「驚きます。気になりますよね」