豊島「公園の高放射線」ラジウムかセシウム・・・かつて病院治療や蛍光塗料で使用

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   東京・豊島区の「池袋本町電車の見える公園」で地表から毎時480マイクロシーベルの非常に高い放射線が検出された。これはどのくらいの線量なのか。首都大学東京健康福祉学部放射線学科の福士政広教授はこう解説する。「(480マイクロシーベルトを)かりに全身に均等に被ばくすると、約2時間で年間の被ばく限度量の1000マイクロシーベルトになります。十分注意しなければいけない強さです」

小学校から200メートル

   この公園は東武東上線・下板橋駅の近くで、小学校からは200メートルの距離にある。「こんなところになぜこんことが起きているのでしょうか」と司会の夏目三久が聞く。福士教授によると、なんらかの放射性物質が地中に埋まっている可能性が強く、放射線源として主に想定されるのはラジウムかセシウムだという。ラジウムはかつて病院での治療や蛍光塗料で使われており、不当に投棄された例がある。セシウムは原発事故などで放出される。

   福士教授「原因物質を突き止め除去することが重要で、それまではそこに近づかないことが対策になります」

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