通販や家電量販店で1万円台から販売
ドローンは安定した飛行状態が得られるため、小型高性能化したカメラとの組み合わせで主にテレビの俯瞰撮影に使われている。災害時の状況把握や物の運搬までさまざまに使える。極端な話、爆発物を搭載すればテロにも使える。
しかも通販や家電量販店でだれでも買えて、所有の規制はない。安いものは1万円台からある。実際に飛ばす場合も、都市部では航空法で高度250メートル以上は飛ばせないが、それ以下なら規制はない。
ビルが林立する都心でも飛ばせるかどうか。「モーニングバード!」がテストしてみると、数秒で高度30メートルまで上昇した。これがだいたい7階建てビルの高さだ。かなりの距離が離れたところからもか操作ができ、アンテナの位置を確保すれば車の中からでも操縦できる。また、GPSを使って目的地まで飛ばすことも可能だという。
官邸の警備は日本一厳しいはずだが、監視カメラはいずれも地上を向いている。ドローンはすぐ近くだと相当なプロペラ音がするが、都会の騒音の高いところを飛んでいたらまず気づかない。夜間だったら闇にまぎれてしまうだろう。
取材した原元美紀レポーターは「官邸がこんなにも無防備だったとは驚きです」という。
ドローンを実際にスタジオで飛ばしてみた。かなりの音と風圧だ。
玉川徹(テレビ朝日ディテクター)「ハチが飛んでる音だ」
司会の羽鳥慎一「操作は?」
カメラマンの岩吉洋信氏は「初心者でも簡単。免許もいらない」という。
能力は時速40キロ、飛行可能時間約20分、高度300メートル以上、1キロ離れていても操作は可能だ。プログラムすればもっと遠くからも飛ばせる。いま日本に2000~3000機あるそうだ。
玉川「最初はオモチャでも、重いものが積めるとなるとね」
羽鳥「規制が性能に追いつかない」