焼き鳥「鳥貴族VS鳥二郎」そっくり商売訴訟どう決着?これまでは和解で解決

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   大手焼き鳥チェーン「鳥貴族」が看板や商法がそっくりだとして、後発の「鳥二郎」を大阪地裁に訴えた。損害賠償として6000万円を請求している。「鳥貴族」の訴えはこんな内容だ。

   まずは看板。「鳥」の文字がニワトリをイメージして図案化されているのは同じで、色も赤と黄色が逆になったようなデザインだ。目玉メニューも「貴族」の「じゃんぼ焼き鳥」に対して「ジャンボ焼き鳥」。店の内装も従業員の服装もメニューもよく似ているうえに、片や「280円均一」に「270円均一」だ。これでは「客が同一系列の店と誤解する」という「鳥貴族」は主張する。

   これに対して、「鳥二郎」はきのう21日(2015年4月)の口頭弁論で、「鳥の字にはくちばしがある。内装やメニュー、従業員の服装はありふれたものだ」と主張した。

同じビルに狙って出店

   客は「パクリかな」「姉妹店かと思った」「知らん人は間違えるわな」と話す。しかも、同じビルのあっちとこっちになるような出店で、鳥二郎は全12店舗のうち4店舗が「鳥貴族」と同じビルにある。

   だが、これを「信用が傷ついた」「利益をとられた」と証明できるものかどうか。小松靖アナが看板を並べて「さて、どうでしょうか」と見せる。司会の羽鳥慎一は「鳥貴族がいっぱいで、『あ、姉妹店がある』と思うかもしれませんね」

   赤江珠緒キャスター「しかも、同じところにあるんですよね」

   羽鳥「鳥二郎の方が安い。どうですか」

   山名裕子(臨床心理士)「よくこんなに堂々とできるなと思いますよね。10円安いし、ちょっとずるい」

   法律の専門家に聞くと、「鳥貴族」の訴えは「顧客吸引力にただ乗りしている」というのだが、裁判所が認めるハードルは高い。訴えることで、自らのオリジナリティーをアピールするねらいがあるのではという。こうしたケースは和解で決着することが多い。

   羽鳥「似てるなと思っても、それを認めるのは法的にはむずかしいということでしょうかね」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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