JAXA「月面無人探査機」打ち上げ!誤差100メートルのピンポイント着陸

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   JAXA(宇宙航空研究開発機構)は20日(2015年4月)、無人月面探査機を打ち上げると発表した。探査機は「SLIM」(スリム)と名付けられ、小型ロケット「イプシロン」に搭載されて月を目指し、周回しながら月面をスキャンして地形を認識し、目標の位置に着陸することを目指す。

   月面の無人探査機の着陸は旧ソ連(1966年)や米国(1969年)、中国(2013年)が成功しているが、着陸地点の誤差が1キロ以上もあった。SLIMはデジカメの顔認識技術の応用で誤差を100メートルほどに抑える。

チタンやアルミニウムなど鉱物資源調査

   アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸を果たして46年もたっているのに、いまさらなぜ無人探査機なのか。科学ジャーナリストの寺門和夫氏は狙いを次のように話す。「世界で4番目となる月面着陸で日本の技術力を世界にアピールするほか、月はチタンやアルミニウムなど鉱物資源が豊富で、その探査技術を確立するためです」

   ロバート・キャンベル(東京大教授)「東京五輪の開会式で月から放送できればいいですね」

   月から見た地球の映像を東京で中継するぐらいの技術はいまや素人レベルなのではないか。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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