きのう20日(2015年4月)に開幕した上海モーターショーではコンパニオンがいない。これまでは美女が露出度の高い衣装で車の周りでにこやかに笑顔を振りまいていたが、今年はスーツ姿の男性ばかりだ。例年はコンパニオン目当てで大混雑していたが、入場者もまばらだ。
会場ガラガラ「美女いなくてつまらない」「何を見ればいいの」
最近の上海モーターショーンのコンパニオンは露出合戦になり、裸同然でテレビで紹介できないような衣装もあったという。このため、主催者から「低俗で悪趣味。社会に悪影響を与える。コンパニオンは禁止」とコメントが出された。
中国事情に詳しい拓殖大学海外事情研究所の富坂聰教授は、「習近平政権になってから派手なことを避ける風潮が中国社会に定着してきました。それを反映したものではないか」と説明する。
ネットには「美女がいないモーターショーはつまらない」「いったい何を見ればいいの?」といった戸惑いやガッカリした声が投稿されている。
中国政府は風紀取り締まり強化方針
司会の小倉智昭「去年までに行っておけばよかった。今年はコンパニオンがいなくなったので入場者が一気に減ったんでしょ。中国にはカメラの好きな人も多いですから、車より女性が目的だった人も多かったのではないでしょうか」
ニュースデスクの笠井信輔「全廃する必要はないのではないですよね。習近平政権が風紀に厳しいということが影響しているとすれば、今後、中国の文化はどんな流れになっていくのでしょうか」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト