愛川欽也さんとラジオ番組中に激論!準レギュラー降板になっちゃった懐かしい思い出

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   テレビの司会や映画、ドラマなどで活躍してきたタレントで俳優の愛川欽也さんが亡くなった。享年81。

   今年3月(2015年)に20年間司会を務めた「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)を降板し、4月には彼が運営するインターネットテレビ局「kinkin.tv」も終了したことで、重病説が週刊誌で報じられていた。妻でタレントのうつみ宮土理さんは否定していたが、やはり事実だった。

   1971年から始めた深夜ラジオ「パックインミュージック」のパーソナリティとなり、74年から86年まで「11PM」の司会を大橋巨泉と務め人気者になった。菅原文太とコンビを組んだ映画「トラック野郎」も大当たりし、晩年はニュース番組の司会もこなし、政治的な発言もしていた。

   私は、彼がやっていた「パックインジャーナル」(朝日ニュースター)に一時期、準レギュラーとして出ていた。何度か自分の芝居を見に来てくれといわれたが、忙しさに取り紛れていけなかったのが残念だ。

   月に1回、1年半ほど番組には出ただろうか。総選挙があれば民主党政権が誕生するといわれていた時期だった。愛川さんはどんなことをしても政権交代させなければいけないと大声で主張していた。

   番組の中で私が「あまり民主党に期待を持ちすぎるのは気をつけたほうがいい。小沢一郎が裏で操っているのでは、自民党とさして変わらない政権になるかもしれない」と発言したら、私の言葉をさえぎり顔を真っ赤にして「そんなことより何が何でも政権交代させることが第一です」といって、次の話題に移ってしまった。番組が終わり、プロデューサーが私のところへ来て、すまなさそうに「しばらくお休みしてくれませんか」といった。「愛川さんにいわれたのだね」というと、少し時間が経ってからまた声を掛けさせて下さいといいながら走り去った。あの「おまっとさんでした」が聞けないと思うとチョッピリ寂しい。

フランスなら禁止!河北麻友子、桐谷美玲、菜々緒、高橋みなみ、蛯原友里・・・痩せすぎ

   きょう17日(2015年4月)の『asahi.com』に、超人気スーパーモデルのジゼル・ブンチェンさん(34)がファッションショーからの引退を表明したという記事がある。彼女はドイツ系ブラジル人で、14歳のときにデビューしたそうだ。米経済誌フォーブスが、昨年は4700万ドル(約56億円)の収入があったと報じ、「世界で最も所得が多いモデル」の座を8年連続で維持しているそうである。

   モデルは憧れの職業なのだろうが、『週刊新潮』によると、フランスでは「痩せずぎモデル禁止法」が可決されたそうだ。美のお手本が不健康に痩せていてはダメだというのだ。

   <「この国では痩身のモデルに憧れた若い女性が拒食症になるケースが多い。そこで、BMI18未満の痩せすぎモデルを雇用した事務所に、7万5000ユーロ(980万円)以下の罰金か6カ月以下の禁固刑を科す」(パリ在住のジャーナリスト)>というから相当厳しい。

   BMIとは体重を身長の2乗で割って算出する体格指数で、日本人の平均は22だそうだが、このところのカロリー摂取量は、ダイエットブームがあるために戦後間もなくの水準にまで戻っていて、BMI18・5以下に分類される人が全体の20%にも上るといわれてるという。

   そこで週刊新潮は日本のモデルや女優のBMIを調べてみたら、なんとすごいことに、15未満が河北麻友子、桐谷美玲、あびる優。16未満が鈴木えみ、坂口杏里、菜々緒。17未満が戸田恵梨香、高橋みなみ。18未満が蛯原友里、水原希子、道端アンジェリカ、藤井リナ。デブ=醜い、痩せ=美しいという「神話」がこのまま続くと、日本の女性は心身ともに危ないかもしれない。私は少しふっくらした女性が好みだけどね。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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