気象庁はきのう16日(2015年4月)、次世代気象衛星「ひまわり8号」が撮影した最新画像を公開した。7月を目途に本格運用を開始するという。ひまわり8号の衛星画像はシロクロからカラーになり、解像度は2倍にアップし、細部まではっきり見えるようになる。これまで30分に1回だった観測頻度が10分に1回、日本付近では2分半に1回へと増加する。
ゲリラ豪雨などもピンポイントで予報
気象衛星の進化は天気予報を変えていくかもしれない。たとえば、黄砂が明確に判別でき、黄砂予報が出せるようになる。台風は目の中心まではっきり写り、進路予想の精度が高まる。急激に発達する積乱雲もすばやく捉えられるため、ゲリラ豪雨などの予想ができるようになるという。
天気コーナー担当する気象予報士・尾崎朋美は「(ひまわり8号の)データを蓄積していくことで、天気予報の精度がよくなり、生活に役立つ情報も増えていくでしょう」と予想している。