きのう14日夜(2015年4月)に広島空港で発生した韓国・アシアナ航空162便の着陸失敗事故は、滑走路手前の無線誘導装置に接触したのが直接の原因だが、なぜこれほど低い高度で侵入したのか。森本さやかレポーターが「普通では考えられない高度なのでしょうか」と元全日空機長の前根明氏に聞く。
「そうですね、誘導装置そのものは6メートルほどで背の高いものではありません。滑走路のかなり手前にあって、ここに接触したということは地上に近いかなり低いところを跳んでしたということになりますね」
乱気流起きやすい空港
では、アシアナ機はなぜそこまで高度が下がっていてしまったのか。前根氏は「操縦装置・計器の故障、パイロットの操作ミスの2つに絞られるでしょう」と見る。
菊川怜キャスター「着陸の時に局地的に突風が吹いたということはないでしょうか」
前根「ゼロではないですね。あり得ます」
司会の小倉智昭「広島空港は乱気流が起きやすい空港ですよね」
前根「おっしゃる通りです。山の中にありますからね」
小倉「それにしても、このくらいで済んだのが不思議なくらいです」
前根「まったく、その通りですね」
航空機事故は続くからなあ。
カズキ