JR山手線と京浜東北線の一部区間がきのう12日(2015年4月)の朝6時すぎから10時間近くストップし、412万人に影響した。神田―秋葉原駅間の線路わきの架線を支える支柱が倒れたためだ。電車が通過した1分後のことで、電車を直撃していたり乗り上げていたら大事故になるところだった。
ツイッターに投稿された渋谷駅の映像は人がぎっしりだった。動いている埼京線に乗客が殺到したためだ。現場周辺でも走る人、電車内にすわって待つ人など、休日の東京は大混乱だった。
すぐわき通過中の運転士が緊急ボタン
倒れた支柱は高さ7メートル、重さ1・3トン、直径20センチの鋼鉄製だ。2本でひと組になっている。山手線内回りの線路に接触していた。隣の線路を通過中の電車の運転士が気づいて緊急ボタンを押して周囲の列車を止めた。
JR東日本は3日前の夜に支柱が傾いているのに気付いたが、目視で「緊急性はない」と判断して13日夜に改修工事を予定していた。事態を重視した国土交通省関東運輸局は警告文を出した。
現場に設置されたのは01年で、山手線は電車の本数が多く、振動が激しいので老朽化が早いという。
司会の小倉智昭「朝6時に倒れてこの騒ぎです。平日なら大変なことになっていた。3分後に列車が通る予定だったんです。隣の運転士が気づいてよかった」
木下康太郎アナ「きょうは早朝から平常運転に戻っていますが、日曜でよかったではすまされません」
危ないところだった。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト