長らく工事中だった東京の新宿・歌舞伎町のコマ劇場跡にとんでもないものが出現した。新築ビルの一角で巨大なゴジラが見下ろしている。高さ52メートル。ビルの角に爪をかけて、ぬっと現れたという様子だ。見上げる人たちを光る目でにらみ、青い光線を吐く。
隣接ホテルに「ゴジラビュールーム」
「やっぱり迫力ある」「大きいってすごいよなって感じ」と当たり前の感想の中で、若い女性が「隣で見てみたい。間近で」「対面したい」
そう、それができるのだ。「ホテルグレイスリー新宿」の1室は「ゴジラビュー」になっていて、窓いっぱいにゴジラの顔が迫る。税込み1万5000円。ゴジラのグッズやらなにやらに囲まれた「ゴジラルーム」もあって、こちらは税込みで平日3万9800円、土日祝4万9800円だ。
きのう10日(2015年4月)のオープニングでは、新宿区が特別住民票を出したり新宿観光特使に任命したり大騒ぎ。東宝の市川南取締役は「これまでは破壊するばかリでしたけど、これからは歌舞伎町と新宿の発展をお手伝いできれば」と真面目に言っていたのがおかしい。
東宝の美術スタッフが制作
赤江珠緒キャスター「制作は東宝の美術さんが担当したということです。これまでゴジラシリーズは30作品あるんですが、ゴジラが新宿に現れたのは何回あるでしょうか」
司会の羽鳥慎一「東京タワーとか国会しかイメージないなあ」
赤江「3回です」
羽鳥「現れて何をしたんですか」
赤江「破壊・・・」(爆笑)
羽鳥「今回は4回目でようやく」
来週金曜日の4月17日から、夜7時に目が光り、鳴き声をあげ、ミストを吐く。背びれや爪が光る。そして顔も真ん前がホテルのテラスになっていて、4月24日~5月17日はホテル宿泊者とカフェ利用者は入場できるのだとか。
羽鳥「それが終わったら一般の人も入れるの」
まあ、どっちにしてもとんでもない騒ぎになることだろう。
赤江「新しい名所になりそうです」
羽鳥「これまで壊してきたんですから」