子どもが起こした事故「親の監督責任なし」と最高裁―判例覆す画期的判断

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現実的でない「親が四六時中監督」

   司会の羽鳥慎一「難しいですが、誰にでも起こりうることですよね」

   長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「自分もキャッチボールもサッカーもやったが、事故はなかった。これは偶然事故になった。その差はなんだろなと考えると悩ましいですよ」

   吉永みち子(作家)「なんで最高裁までいったのか。親の責任を何でも認めたら、家に閉じ込めておかなくちゃならなくなってしまいますよ」

   羽鳥「判決は画期的なものですか」

   もと裁判官で弁護士の細野敦氏は「個別にはこれまでも判断してきたが、監督義務を怠ってないと大枠で認めたのは画期的です」

   長嶋が熱弁をふるった。「子どもを育てるのは親だけじゃない。学校も友人も、もっというと国家も育ててる。加害者だって悩んでる。故意じゃないんだから。もっと大きな目で見る必要がある。判決賛成」

   赤江珠緒「偶発事故は避けられない。被害者を救済する保険とかも必要かも」

   羽鳥「加害の少年にとっても辛い日々だったはず」

   少年はいま20歳。父親のコメントには「息子はずっと罪の意識を持ちながら思春期、青年期を歩んできました」とあった。

   長嶋「誰が悪いっていう問題じゃない。やらなきゃいいっていう話になったら、野球もサッカーも消滅しちゃう。被害者の方には申しわけないが・・・」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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