セクハラ疑惑で女性職員に訴えられた宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)がきょう8日(2015年4月)の辞職を前にきのう7日、なんとも珍妙な記者会見を行った。
村長はまず「提訴されて大変残念」と語った。同席した弁護士に何事かささやかれると、「あ、そうか」とうなずき、「不本意であります」とつけ加えた。セクハラはなかったのかと聞かれ、「裁判を通して明らかにします」と答えたが、これもささやかれて「はい」と否定してみせた。性行為の有無は「お答えできません」としていたが、またささやかれて「ありません」と言い直した。
不適切な行為だったかどうかは「お答えできません」
司会の小倉智昭「打ち合わせして会見に臨んだはずですがねえ。それが村長は頭になかったみたいです」
女性職員と「殿」「姫」と呼び合っていたことに話が及ぶとかすかに笑いを浮かべ、女性職員への対応は自然なことだったのかと聞かれると「はい」とうなずいた。不適切な行為だと認めるかという質問には、横から弁護士が「お答えできません」とさえぎった。
女性職員の訴えでは、性行為の強要は10回以上、送られてきたメールは1300回を超えたほか、さまざまなセクハラ行為があったという。
ニュースデスクの笠井信輔「女性職員は村長に『殿』と呼ばされていたと言っています。裁判を待つしかない状況です」
小倉「村長は仲がよかったという言い方ですけど、よくわかりません」
約1100万円の退職金については「頂く」といい、次の村長選挙には出馬しないと表明した。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト