中国・湖南省の犬の話だ。帰宅途中の張さんが高速道路を100キロ以上で飛ばしていたところ、突然、黒い物体が飛び出してきた。ハンドルを切ったが避けきれずはねてしまたったが、どうせ野生動物だろうとそのまま走り続けた。
ところが、途中から異変が起きた。「うううう・・・」「おおおお・・・」と不気味な鳴き声が聞こえてきたのだ。張さんは車を止めて降りて見るとびっくり。前部バンパーのすき間に1匹の犬が挟まっているではないか。しかも生きている。大けがはないが捨てるわけにはいかない。助手席の乗せて400キロ先の家まで連れ帰り、獣医に診察してもらうと奇跡的に軽傷だった。
飼うことにしたが・・・ワンとひと声吠えて仕返し
「これは運命的な出会いに違いない」と張さんは飼うことにした。美談としてニュースにも取り上げられ、めでたしめでたしとなったが、犬はひどい目に遭ったためか、ショックですっかりおびえていた。檻から出されるとワンとかみついた。
キャスターの菊川怜「そりゃあ、そうですよ。よくやりましたよ。出会いが最悪ですからね」
司会の小倉智昭「でも、この子、助かってよかったですよ。400キロも乗せられてよく死ななかったと思いますよ」
ニュースデスクの笠井信輔「東京―名古屋間ぐらいありますよ」
小倉「2人の関係、うまくやっていくのでしょうか。チョーさん(長嶋茂雄)とワンちゃん(王貞治)なんて、巨人の3番、4番みたいですね」
梅津弥英子アナ「いいコンビになるといいですね」
小倉「ほんと、いろんなことがある国です」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト