片山さつき委員長「泣きべそ謝罪」野党は辞任要求、自民党からも資質問う声

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   参議院外交防衛委員長を務める自民党の片山さつき議員(55)が3月30日(2015年)の委員会理事懇談会に遅刻し、泣いて陳謝する一幕があった。遅れた時間は3分間だったが、実は片山が謝罪したのはこれが4回目で、野党はカンカン、与党もあきれ顔だ。野党理事が猛反発して懇談会の開催は見送られた。

半年余りで謝罪4回

   遅刻の翌日、改めて開かれた理事懇談会で片山は遅れた理由をEU幹部との面会を切り上げられなかったためとして、「注意していて、それでも間に合わなかったことについてたいへん申し訳なく思っております」と釈明したが、野党は「遅刻1回ではない。委員長として4回もペナルティを受けた」と追及の構えだ。

   片山はきのう4月2日の委員会で、起立してグズッと鼻を鳴らし、涙声で「これからもご指導をたまわり、職責を果たしてまいりたい」と謝り、5秒間ほど頭を下げた。反省の姿勢を示しながらも、なんのことはない、辞める気はないという発言でもある。

御嶽山噴火ではデマツイッター、今年2月にも遅刻

   片山はこれまで昨年9月の御嶽山噴火の翌日に、自身のツイッターに「民主党政権の事業仕分けで御嶽山が常時監視体制からはずされた」と書き込んだ。民主党に「事実無根」と猛抗議されて削除し陳謝。さらに10月には中立を求められる委員長が政府側の答弁資料を持ちこんでいて、ここでも謝罪した。今年2月12日にも遅刻して謝罪したばかりだった。

   国会審議をまとめる立場の委員長が脱線行為を繰り返すことに、野党は交代を要求し、与党からも資質を問う声があがっている。

   司会の小倉智昭「自民党内からも厳しい声が聞かれていますからね、どうなりますかね」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト