春の選抜高校野球は福井の敦賀気比が優勝した。決着をつけたのはまたも「ホームラン男」だった。敦賀気比の右翼手・松本哲幣は準決勝で連続満塁ホームランを放ち、この日もツーラン。いやはや凄いヤツがいるもんだ。
きのう1日(2015年4月)の決勝の相手は東海大四(北海道)で、どちらが勝っても初優勝になる。両チームとも初回に1点ずつ取ったあと投手戦となって点が入らず、動いたのは8回裏だった。1死2塁で打席に立った松本は甘いスライダーを逃さなかった。これが決勝打となった。本人は「きのうの2本より完璧」と話している。優勝インタビューで「これまでの野球人生にないくらいすごく楽しい場所でした」と笑う。
背番号17・・・準決勝まではベンチ組
司会の羽鳥慎一「持ってますねえ。今までできないようなパフォーマンスが甲子園でできるんだから」
高木美保(タレント)「福井が全国に名前が出ることあまりないですよね」
羽鳥「五木ひろしさん(笑い)。メガネの生産が日本一とか」
小松靖アナ「北陸に初の優勝旗をもたらしました」
羽鳥「この選手、まだ夏がある」
松本の背番号は17。もともとはレギュラーじゃなかった。準決勝から出て2打席連続満塁ホームラン、1試合打点8はいずれも新記録だ。準決勝の大阪桐蔭戦は昨年夏の準決勝と同じだった。このときは初回リードしながら、平沼翔太が打ち崩されるのを松本は応援席で見ていた。今回はその雪辱だった。
高校野球のドラマはホ本当に深いものがある。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト